充実のGWの余韻に浸かりながら

コンペだんっ!!
充実のGWと+1日を締めくくるコンペも無事出すことができて一安心。
一時は飲み会の口実でしかなく、出せないかと思ったけどとりあえず提出できてよかった。
うまくいかないことやできなかったこともあるけど、そこからいろいろ学べたのはもちろん、うまくいったこともたくさんあって充実のコンペでした。
プレゼンも最後まで粘った甲斐あってきれいになったし。
ふがいないリーダー(?)だったけどメンバーのおかげで出せました。ありがとうございました。


学んだことは数知れず。挙げだしたらきりがないが、書き留めることに意義がある。
そしておそらくほんとに挙げだすときりがあるのは目に見えている。が、挙げる。

・自分で考え創作することの重要性
誰のためにでもなく、ただ良いものを作りたいという一心でやれたのは価値がある。
与えられた仕事に染まってしまいそうな環境で、こうゆうことができることは、翻ってプロジェクトへの考え方、アイデアの発案にもいい方向に表れてくると思う。義務感だけでは良い建築は作れないしやってて楽しくない。

・チームワークの大切さと難しさ
設計はチームでやること。いろんな意見を聞きながら良いものになるように考えていかなきゃいけない。それができた部分もあるし、できなかった部分もある。チームがうまくまわるように人をちゃんと見なきゃいけないし。そんな難しさを実感したけど、同時にありがたみもすごく感じれたのは大きい。

・リーダー(?)の気持ち
形なりにもリーダー(?)だったので、その難しさは学べた。そもそもこのコンペの狙いはその地位で自分がどれだけできるかを計るってのもあったし。結果は惨敗ですがw ただ難しさと必要な力を少しでも学べたのは大きい。そして現状を把握できたという点でも良いな。

・スケジュール管理
スケジュール詰め込みすぎたな。やはり。片手間になると半減するし、そこら辺は意識的にならないと。ただやりきれたことは次につながる。この点においては特に明日以降も大事になる。


大きくまとめるとこの辺か。挙げだしたら少なかったなw たぶんまだあるんだろうな。言葉に出てこなくても重要なことは無意識の中に残っているはず。
やることも大事だし、振り返ることも大事。
12時以降禁酒の掟を破ってまで文体に残したのは今後に大きな価値をもつはずである。

よし明日は研究室のプロジェクトと修論ゼミの準備!


文章しかないのがかなりひとりよがり。でもしょうがないんです。スルーしましょう。

こどもの日ということで建築旅行

端午の節句はなんも関係ないですがキャンプ2日目。
明け方まで語り合い、遅めの出発。
行き先は温泉経由の盲導犬センター/千葉学
今日もやはり車から降りると晴れ間がさす。移動中は雨だったのに。なんだこの幸運ぶり。

車から見ても感じる抜群のスケール感。庇の厚みとかすごくうまいのです。

ちょうどいいタイミングで行ったのか、イベントやってて人がたくさん来てました。おかげでいろんなところに人の活動が散らばってるのを目の当たりに。この形式がいかにうまくいっているかを実感できました。
そして特にここぞっていうシーンみたいのが見えなかったのが印象的。おだやかに抑揚のある空間が連なってて心地よかった。そういう意識がディテールにも表れるのかな。


二日連続でいい建築見れて、それぞれたくさん学べて。めちゃくちゃ充実の建築旅行でした。
企画、運営の方々に感謝。
カメラの充電忘れたのが悔やまれてならない。。。
だから写真なし。つまりはメモ。

完璧旅行

大雨をもろともせず。研究室のメンバー10余人で山中湖キャンプ&建築ツアーへ。
大雨の影響で道がすいてたのですいすいと第一目的地ポーラ美術館へ。我らが師匠の作品をみんなで見るというのはなかなかいい。


やっぱこの建築はここが大事だな。美術館のアプローチは大事。
この手すりが半端ない。一番の興奮ポイント。



手すり子の納まりがすげぇ。手すりだけが浮いて見えるようにガラスの向こうにうまーくおさめてある。スラブの小口に固定したりして。



もちろんこういうアングルも。行く度に撮ってるからもう何枚目かわからないけど、だからこそここがいいということ。



続いてとらや。内藤さん。
これがまた素晴らしい。居心地がよい。雨なのがまたいい。が電池切れ。
だからこんな写真しかない。こりゃ良くない面を見事に写し出しちまってるな。
とにかく内藤建築をもっと見て回ろうと決意したのでした。今後の楽しみにとっておくということで。

その後山中湖のキャンプ場へ移動しBBQ。BBQ直前に雨やむとか奇跡。

GWを活動的に

今日は研究室の雑務のために中央工学校へ。
ただ雑務こなすだけじゃ割に合わん!ということで貧乏根性片手に急傾斜に並ぶ建築二つ見てきました。


STEP/林雅子
急斜面を登る階段が建築を突き抜ける。キャンパス建築としては通り抜けの一つのあり方。



最近は階段フェチで手すりフェチ。階段の端部をくるむようにアルミがまわされ、そこに手すり子を溶接。
下はワイヤーにすることで軽く。



内部の構成は割とシンプル。急傾斜をうまく解消しながら、中にはこんな風に地形を体感できるようなスペースも。
軽やかに解いていてそのあっさり感に好感をもつ。



圧巻はこの部屋!名作家具がずらずらずらっと並んでる。



プールヴェのワシリーから



リートフェルトのレッドアンドブルー



イムリーにシャルロット・ペリアンまでも



こいつらが3つ並ぶなんて。
こんな部屋があるっていうのはすんごくうらやましい。うちの大学もこういう部屋作ってほしいなー。



続いてお隣のRISE/白井克典
大きな屋根がすこしオーバースケールか。



ただ内部空間ではこの急傾斜を体感し、登っていける。この体験はおもしろい。



この建築のメインエレメントは屋根と階段だと思う。その階段のディテールが実にうまい。このポーラス状のスチールの蹴上げによって階段がめちゃくちゃ軽くなっている。手すり子は木に埋め込まれたように収められてるから部材が少ないし。
こうゆう肝をわきまえたデザインができることって重要だよな。

ってか留学帰ってきて見る視点がさらに変わってきていておもしろい。研究室でのプロジェクトの賜物。

野又護とシャルロット・ペリアン

昨日今日とやたら活動的に動き回れて、得るものも多かったので綴っておこう。久々に。


まずは昨日。
野又護の個展を見に佐賀町アーカイブへ。
群馬県立近代美術館で偶然展示を見て感動し、すぐさま画集を買ったのは3年前か。
描かれる絵は全て空想上の建築。この建築ってところがミソ。
形態もそうだけど、そこに穿たれる開口部のプロポーションだったり、部材の太さだったり、光がつくる陰影だったり。
建築の「見た目」にめちゃくちゃクリティカルな部分を正面切って描ききることで、魅力的な風景としての建築を描いている。
「どうであるかよりも、どう見えるかが重要である」
建築は見え方だけでは作れないから、ここで描かれているのは本当の意味での建築ではないのかもしれない。でもそこで扱われているもの、コントロールされているものは、建築の設計において重要なポイントであるというのは間違いない。
この感覚は大事だよなー。むっちゃかっこいいよなー。
帰り際にハンパなくかっこいいスケッチ集とポストカードを手に入れる。いいもん手に入れた!

http://www.sagacho.jp/ja/
佐賀町アーカイブのサイト


続いて本日、目黒区美術館で行われているシャルロット・ペリアン展へ。
かっこよく見せるためにディテールに知恵が結集されているのを実感。
棚とかむちゃくちゃかっこいいし、椅子も叡智に溢れててとてもとても勉強になる。
やっぱり部材同士がどう取り合うのか。ここが大事なんじゃないかと思ったり。
とりあえず棚が一番感動。どれもいちいちかっこよかったです。
こちらはまだやっているので、気になっている方は是非!

http://mmat.jp/
目黒区立美術館


こうゆう風に活動的なのはいいことだなーとつくづく実感。何より新たな発見がいくつもあって楽しくなる。
どんどんやっていこう。